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裂田の溝 [その他]

[晴れ]
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〔裂田神社〕

昨日は「翡翠」に会いたくて隣町まで。

那珂川町の友だちが誘ってくださったのだが、「カワセミはあてにしないでね」
とのことだったので、あてにしないで出かけたら、やっぱりだった。[もうやだ~(悲しい顔)]
(「カワセミ」は、町の鳥)
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でも、彼女のご主人が那珂川町の案内を買って出てくださった。
ありがたや、ありがたや。[わーい(嬉しい顔)]

先ず、日本最古の人工用水路「裂田の溝(さくたのうなで)」に・・・
日本書紀にその開削の様子が記されている。

「神功皇后は神田を定められ、そこに那珂川の水を入れようと溝を掘られた。
しかし、とどろきの岡まで掘り進んだとき、巨大な岩に行く手をさえぎられた。
そこで武内宿禰(たけのうちすくね)を呼び寄せて天地の神々をまつり、
剣と鏡をささげて祈られた。
すると急に雷が鳴り響いて、大岩を打ち砕いてしまった。
それで、無事に水路が開け、田んぼに水を引くことができた。
そこで人々はこの用水路を裂田のうなでと呼んだ」。

神功皇后は伝説の女帝とされているから、この伝承をそのまま史実として
信じることはできないが、福岡平野に水田稲作が栄えた古墳時代に、
用水路を築造する高度な土木技術が発達していた実例として、
古代史学界でも古くから注目されてきた。


全長約5Kmの用水路は、現在も約150haの農地に水を配っているとのことで、
疏水百選に選ばれているそうだ。

那珂川町は縄文時代から古墳時代におよぶ遺跡が豊富なことで知られるなんて、
全く知らなくて・・・歴史を感じながら散策した。

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〔観世音菩薩や不動明王を祀った 「不入道の滝」〕

「不入道の滝」には、シャクナゲが自生していて見事に咲いていたが、
野辺にはかわいい花たちが楽しませてくれた。

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           シソ科の “オドリコソウ(踊り子草)” 花期は春

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           ゴマノハグサ科の “ムラサキサギゴケ(紫鷺苔)” 花期は春〜夏 

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           キク科の “アザミ” 花期は六~八月

           花言葉=権威・峻厳・厳格・人間嫌い・触れないで・
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コメント 4

てるてる坊主

我が家の近く、ちょっと足を延ばすと・・
こんな可愛い花たちに出会えるんですよ。

真ん中の花、よく見かけますが
名前は“ムラサキサギゴケ(紫鷺苔)”と言うんですね。

hirokoさんは野辺の花の名前もバッチリ~(^_-)-☆

by てるてる坊主 (2010-04-29 18:51) 

hiroko

(´▽`)/〜♪はあ〜い! 調べました。
すぐに名前を忘れるので、こうして書いておくと
大丈夫かと・・・(*^o^*)
    
by hiroko (2010-04-29 21:09) 

okaru

深緑の季節になりましたね。
マイナスイオンをいっぱい吸われて
リフレッシュなさったことでしょう。
ムラサキサギゴケは、お勉強になりました。
by okaru (2010-04-30 17:08) 

hiroko

那珂川町は水が豊富なので、水不足になったときは
買うことができ、水の心配をしなくてすみます。
新幹線の車両基地もあるので、博多までの通勤に
新幹線を利用することもできるのですよ。(*^o^*)
            

by hiroko (2010-04-30 20:57) 

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